月と犬
伊勢名物「利休饅頭」を販売する有限会社藤屋窓月堂(所在地:三重県伊勢市伊勢神宮内宮参道、代表取締役 吉尾雄介)は、フレンチレストラン「ミュゼボンヴィヴァン」(所在地:三重県津市県立美術館内 オーナシェフ 出口直希)と新ブランド『月と犬』を立ち上げ、令和2年4月1日より新商品を販売開始いたしました。
ミュゼボンヴィヴァン オーナーシェフ 出口直希
経歴
伊勢調理専門学校卒業。
伊勢の名店「フランス料理ボンヴィヴァン」入社。
2005年に28歳でシニアソムリエを取得
2006年に三重県立美術館併設の『ミュゼ・ボンヴィヴァン』のシェフに就任。
2019年発行ミシュランガイド東海にて、ビブグルマン獲得。
2020年発行ゴ・エ・ミヨ(Gault&Millau)東海に掲載予定。
ミュゼ・ボンヴィヴァンのオーナシェフとして独創的な一皿を提供する傍ら、ソムリエとしてのワイン文化の普及活動や、様々な企業とのコラボレーション・監修にも取り組む。
『月と犬』コンセプト
ブランド名の月は藤屋窓月堂の一文字で、犬は出口シェフの愛称である野犬シェフからきています。
「フランスの片田舎で続く老舗和菓子屋」という架空店舗をブランドイメージとし、 藤屋窓月堂の和菓子をベースに、出口直希シェフの料理やワインの技術を生かし、コーヒーやお酒、ワインなどにも合う和菓子を展開していき、多くのお客様に和菓子とフレンチを気軽にたのしんでいただくことを目的とします。
「橙~Daidai~」
価格 1個 300円
3個入り 1000円
賞味期限 10日(夏季6月1日~9月3日は7日間)
コンセプト
橙には正月のしめ縄や鏡餅などの飾りや、代々栄えるといった縁起を担ぐ意味があります。
今回使用したオレンジゼスト(オレンジの果皮)と、古くから祝いのお菓子として親しまれてきた上用饅頭のイメージを掛け合わせ、月と犬の解釈で再構築し、今までにはない新しいお饅頭ができました。
菓子概要
練乳と砂糖漬けのオレンジゼストを刻み入れ、卵の黄身をたっぷり使った黄身餡を、つくね芋(山芋)とココアパウダーと米粉を合わせた生地で包みました。仕上げにクロモジの木で燻製した松の実を2粒のせて仕上げまています。
松の実の燻製は大台町の宮川森林組合様のご協力の下唯一無二のものを用意できました。
全国的にも珍しいクロモジの木(日本原産)の燻製チップは、山の保全活動を行う際に出てしまう、作業に支障をきたす木を有効活用したものです。燻製技術も素晴らしく一般では手に入らないような様々な木や、素材の味や風味を生かしたやさしい燻製を実現しています。
まろやかな柑橘入りの黄身餡が、クロモジの木の持つ独特な落ち着きのある甘い香りと合わさり、食べた後の余韻も楽しめる爽やかな味わいのお菓子です。
古来から続く和菓子と自然との関係、和菓子と日本人の暮らし、そういった歴史を改めて見つめ直し、さらにフレンチの知識や感性という新たな可能性を加え、これからも永くこの和菓子文化が続いていきますようにと想いを込めたお饅頭です。
「干し無花果のどらエピス」
価格 ひとつ250円(税込み) 賞味期限10日(夏季は7日)
※箱画像は5個入りのものです。
どらエピスとは、どら焼きのどらと、フランス語でスパイスを意味するエピス(épice)を組み合わせた造語です。波照間産の黒糖と出口シェフ特製スパイスが効いた生地に、北海道産小豆の粒餡と、干し無花果のコンポートを挟んで仕上げた新しくも懐かしい味わいのどら焼きです。
販売店
藤屋窓月堂各店
ミュゼボンヴィヴァン(三重県立美術館内)
今後も新商品をはじめ、新たな取り組みにチャレンジしていく予定ですので、是非お楽しみに!!!